チカディー人気のロービングヤーン
Kaleidoscope(カレイドスコープ・写真上)とSheep-ish(シーピッシュ・写真下)
「ロービングヤーン」は1本の繊維を緩くねじっただけの糸、空気を含みふんわり暖かです。
初めて編むかたは糸が割れやすく戸惑うかたもいらっしゃるかもしれませんが、慣れればその編み心地が病みつきに、というかたも多いのでは?
そんなロービングヤーン、編んだら糸の状態のふわふわ感が無くなってしまった。。。
なんていう時は、編み上がりに「軽く」縮絨させることをおすすめします。
縮絨というと、お湯を使ったり、アルカリ性の洗剤を使って、編地を縮ませ、フェルト化させる、そんなイメージかもしれませんが、実は段階も色々。
今回ご紹介するのは編み上がりにさっと水通し程度の「ソフトフェルティング」
編地の表面だけを起毛させるイメージで、編地のサイズはほぼそのまま。
糸の状態よりもふんわり、肌ざわりも柔らかになりますよ。
「ソフトフェルティング」のポイント
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・ごくごく低温のぬるま湯を使う
冬は冷たい水が堪えますね。
でも、 水温はできるだけ低い温度のほうが羊毛などは脱脂せず、縮みが少なく済みます。
私は「水から初めて、湯沸かし器のお湯を混ぜてゆき、手を浸けてぎりぎり我慢できるくらいの温度」を目安にしています。この時期に気持ちいいいくらいの温かさはちょっと高すぎかな?
・ウール専用の洗剤を少な目に使う。柔軟剤はお好みで。
・浸け置きはせず、水に浸けてから、干すまでの時間はできるだけ短く。
まとめ洗いよりも単品で洗うことをお勧めします。
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手順
1・作品が泳ぐくらいの洗面器やたらいに水を入れます。
2・洗剤を入れてよく混ぜます。
編み上がりは、そんなに汚れてないので表示の適量より少な目の量で大丈夫。
柔軟剤のみでもOKです。
3・ 作品を浸したら、水の中で泳がせながら、編地は広げた状態で、軽く編地を撫でます。
ゴシゴシせず、ごく軽い力で優しく、
ぐるぐる回さず、縦・横一定方向に、水の中で起毛させるイメージです。
4・ きれいな水ですすぎます。
5・編地はねじらず、軽く握って水を押し出し、洗濯用ネットに入れ、洗濯機の脱水のみ、10秒くらい。
6・水気が多いようならタオルドライをしてから形を整え、平干しし、しっかり乾かします。
その後の普段のお洗濯は、水温などの条件は同様に、「押し洗い」
やはり 水に浸けてから乾燥までは、できるだけ短時間で。
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はい、ふわふわ柔らかです~
カレイドスコープは100%ウールなので、ちょっと縮みましたが、縦、横5mm程度でした。↑
そして、編み上がり時よりも暖かです。
一方、アクリル70%、ウール30%の「シーピッシュ」はほぼ縮まず、表面だけがふわふわに。
ふわふわの奥には元々持つ艶感も残って、これもまたステキ ↓
さて、皆さんはどちらがお好み?
では、商品ページのご案内です。
100%ウール・グラデーションロービング
コケティッシュなブレンドウールロービングヤーン
*在庫限り終了です
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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